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SET YOU FREE TOUR 2009

1月20日。久々のライブ、そしてライブハウスである。しかもさいたま市に住んでいながら一度も入ったことがなかったHEAVEN'S ROCK さいたま新都心である。

モッシュがあるかもしれんと思ってこれまた久々にコンタクト付けていたら手間取り、6時半開演のところ、ライブハウスに着いたのが6時20分くらいだった。

初めて入ったHEAVEN'S ROCKは外見通りの狭さだった。ギリギリで入ったもののキャパにはまだ余裕がある。HAWAIIAN6という有名バンドが出るにも関わらずこの集客。こういういろんなバンドが出るイベントではあまりチケットが売れないのだろうか?そういや過去、人気絶頂のエルレが出たイベントでも当日券が出ていたことがあった。

そんなこんなしているうちに客電が落ち、一組目のバンドが出てきた。誰かと思ったらSHANKだった。今回のお目当てである。初っ端から出てきたので、時間短いのか~?と少しガッカリする。

アルバム1曲目『Long for the Blue moon』でライブスタート。おお、かっこいい!やっぱ爆音はいいわ。バスドラのズンズン腹に来る感じが良いね。その後は曲順忘れたが『Lamp』とか『BASIC』とかやってたな。時間短いかと思ったが、大体このバンドは1st mini album出したばかりで1曲も短いので、アルバムに入っている曲は大概聴けた。

誰がボーカルかも知らなかったが、ベースがメインボーカルだった。3ピースということでライブは音足りないんじゃないかと思っていたが、勢いがあって良かった。ドラムが超パワフル。ギターもアグレッシブなステージングで魅せる。ラストの『Restart』ではモッシュもおきていたぞ。

SHANKが終わった頃、「俺はRANCIDしか認めねえぜ!」と言わんばかりのモヒカンと鋲打ちの革ジャン、ベルトを着用したパンクロッカーが数名入ってくる(全員がモヒカンな訳ではない、念のため)。モノホンのパンクロッカーは初めて見る。こそこそと隠れ見ていた。

そして始まったのがRADIOTS。リーゼントのベースに腕に墨入れまくったギター&ドラム、見事な金髪のボーカル。俺は後ろのほうで見ていたが、前方ではさっきのパンクス達が狂乱している。なんというか、非常に危険な香りがした。80年代のライブハウスに来たようだ(80年代はよく知らないが)。明らかに今まで行ってきたライブとは雰囲気が違う。最初は少し怖いと思っていたものの鳴らす音は最高のロックンロールでかっこいい!正直、今回のライブでこのバンドが一番良かったかもしれん。機会があればまた観たいものだ。あのパンクス達に混ざってモッシュする勇気はないが(汗)

次がCOBRA。どうやら大阪から来たらしい。平均年齢がかなり高いようだ。このバンドもまた客層が濃かった。大阪から来たのか、大阪弁で声援が飛ぶ。ガチムチのおっさんが何度もダイブしていた。

ちなみにダイブとはステージから客に向かって飛ぶことである。間違えがちだが、客のフロアからステージに向かって飛ぶのはクラウドサーフと言う。

次がSLANG。ハードコアのライブは初めて体験したが、凄まじい重音だった。イントロでジミーちゃんみたいなギターが超絶技巧を披露しているようだったが、他の音でかき消されてしまっていた。もうちょっと音量上げてあげてー!デス声のヴォーカルにギターとベースのスクリーム。腹に来るバスドラ。かっこよかった。

大トリを飾ったのはやはりHAWAIIAN6。ここまで濃い3組を聴いた後だと非常に耳なじみが良い。ここで久々にモッシュに加わった。やはり皆でもみくちゃになって騒ぐのは楽しい。しかし久々なのであっという間にバテた。あと僕は割とタッパがあるせいか、よくダイブ(正確にはクラウドサーフ、ってもういいかあ)の発射台にされる。今回も2人ほど飛ばした。

最後にHAWAIIAN6がアンコール1曲やって終了。モッシュしたおかげで1月の外気も心地よかった。

それにしても今回のライブは見事に客層がバラバラだった。HAWAIIAN6のTシャツを着た若い連中が多かったが、前述のパンクスやガチムチ、見事に禿げ上がったおっさんや小学生の娘を連れたマジメそうなサラリーマンまで。知らなかったバンドも知れたし、いいイベントだった。
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2006年―2008年

PCを漁っていたら、2006年の11月にX復活について書いた日記があったので晒してみる。


11月22日(水)
 さっき写真週刊誌をコンビニで見ていたら、びっくりするような記事があった。「X JAPAN、LUNA SEAのメンバーを加え復活!?」。その記事によればメンバー金欠のため、解散から10年経った来年の2月に武道館で行われるイベントでX JAPANが復活するというのだ。メンバーはYOSHIKI、ギターにはPATAとLUNA SEAのSUGIZO、ベースはHEATHかJで調整中、そしてボーカルにはTOSHIを説得中だというのだ。まあはっきり言ってありえない話だ。これは別に音楽業界の人間じゃなくてもXのファンならわかることだ。一番のネックはHIDEがいないことだ。HIDEがどれほどの人気と存在感を持っていたか。第二にTOSHIが復帰することはないだろうということだ。未だにセミナーにどっぷりなんじゃないだろうか。もしセミナーから手を切ったとしても、あれだけXを否定する発言を繰り返しておいて、おめおめと戻れるはずがない。第三にはYOSHIKIにドラムが叩けるのかという問題だ。もう彼も40代のはずだ。さらにX時代で体も壊してしまっている。まあピアノのみということになるかもしれないが。以上から、まあ復活はありえないだろう。もうひとつ書いてあった、Xの未公開DVDを発売するというのは十分にありえるが。しかしもし本当にそのメンバーで復活したらどうだろうか。正直複雑だろう。伝説で終わってほしかったというのが正直な感想だ。とはいえ武道館公演は見に行くに違いない。


結局
2007年2月 → 2008年3月
武道館 → 東京ドーム
となったわけだが、ギターSUGIZOといい概ね記事は当たっていたことになる。

当時はまさかXが復活するとは夢にも思っていなかった。TV番組のインタビューでもYOSHIKIは「(HIDEを亡くして)X復活はない」と言っていたし、TOSHIのHPは依然ヤバイままだった。

それが2007年10月18日にHPで正式に復活が宣言されたときは狂喜したものだ。思わずPCの前で一人で「うおあ!」と声を上げてしまった。一生観ることができないと思っていたXのライブが観れるかもしれない!

そしてお台場でのPV撮影。TOSHIは多少生え際の後退が気になったものの、XのTOSHIに戻ったように見えた。数年前に地元の新聞で見たときは大分太っていたので、よくここまで絞ったものだ。YOSHIKIと笑顔で語らうTOSHIを見て、ファンからも歓声が漏れる。しかし最後の公開インタビューでは、やはりファンとの間に微妙な距離があるように感じた。確か第一声が「どうも、ご無沙汰してます」だったような。その後もあまりしゃべらず。ファンとしてもTOSHIに対してどう接すればいいか、少し戸惑っている感があった。なにせ、ついこの間まで「カリスマでいることに疲れた…」とか言っていたのだから、声援を送るのにも少し躊躇したのだろう。

そのインタビューの最後で来春(らいはる)ライブを行うことが告げられる。これは何としても行かんとならん!13000円という値段も全く気にならなかった。貧乏性の僕にとって、こんなのはXだけだ。

そして迎えた2008年3月28日東京ドーム。やはり僕の一番の不安はTOSHIだった。10年間癒しをやってきたTOSHIにX時代のあの煽りが出来るのか?!

2時間押しで始まったライブの1曲目は『The Last Song』。これも前奏が焦らす焦らす。まだかまだかと待ち続けて約5分。

「終わらない雨~♪」

とTOSHIの声が響き渡る。この瞬間、鳥肌がぶわっと総立った。そしてX JAPAN…JAPAN…JAPAN…のコール。

シンセのイントロが流れ、「チッチッチッ」とYOSHIKIのカウント、ドカーンと火柱と音圧。『RUSTY NAIL』だ!そしてTOSHIは

「行くぞぉ~!!!」

と絶叫。この瞬間、「ああ、XのTOSHIが帰ってきたんだ」とやっと安心した(声ひっくり返ってたけどね)。

Xの懐の深さ

2009年1月16日、17日と香港でライブを行い、遂に念願の世界進出を始めたX JAPAN。

直前には台湾公演が延期になるなどファンをやきもきさせたが、無事決行されたようで何より。

この調子でなるべく延期無しで世界ツアーを無事終了させてほしいものだ。特にフランスは既に2回も延期しているわけで、次また延期したら目も当てられん。

それにしても我々ファンは時としてXに不満をぶちまけてしまう。やれ開演が遅いだの、セトリがマンネリだの、曲間が空きすぎだの、延期が多すぎだの。

しかし、Xがファンに文句をつけたことはあっただろうか?どうも無いように思える。

普通ロックバンドというものは自身がアイドル視されるのを嫌うものである。中には歓声がうるさいとキレるバンドもいる。ペンライトなどもってのほかである。

ところがXは去年3月の復活ライブで自ら率先してペンライトを発売していた!www

またXが元祖とも言われる『ヴィジュアル系』というくくりにおいても、後続のバンドはラルクのようにそう呼ばれるのを嫌ったバンドも多かったが、YOSHIKIに言わせれば「別に(笑)。」である。

まさにファンに対して「やりたいようにやっちゃえよー!!」状態である。この辺りの懐の深さが、Xがなんだかんだで愛され続ける秘訣なのかもしれない。

2009年

数えてみると、去年は3回しかライブに行かなかった。

3月のX2回と8月のサザンのみである。

しかしどちらも中学の頃から好きなバンドで1度はライブで観たいと思っていたバンドだ。特にXはライブを観られる日が来るとは思ってもみなかった。回数は少ないが、非常に密度の濃いライブだったと言える。

それにしても回数が少なすぎる。もともと僕が関東に出てきた理由というのはライブが多いからだ。

地元の富山は本当にライブが少ない。アーティストも隣の金沢、新潟には行っても富山は飛ばすことが多い。

たまに来てもキャパが小さいのですぐにチケットが売切れてしまう。ハイロウズ、銀杏、アジカン…どれも取れなかった。

そんな訳で俺は東京でライブを観まくりたい!という欲求から関東の大学へと進んだわけである。

関東に出てきてはじめて観たライブはShibuya O-WESTで行われた少年カミカゼとけちゃっぷmaniaのタイバンだった(ちなみに今HP見たらどちらも解散してたTT)。

けちゃっぷmaniaは富山にいるときに何度か耳にしていて、ボーカルかわいいな~なんて思っていた。とにかく早くライブに行きたかったし、チケ代も安かったので行くことに決めた。

そして向かったShibuya O-WEST。驚いたことはバンドとの距離がめちゃくちゃ近い!かつて中学の頃に行ったGLAYのライブではメンバーが豆粒にしか見えなかったが、ライブハウスではすぐ3m先くらいにメンバーがいる!これにはカルチャーショックを受けた。今まで持っていた「ライブ」という概念を崩された思いだった。

次にショックを受けたのはその年初めて参加した夏フェスでのことだ。10-FEETのライブで初のモッシュというものを体験した。ライブが始まった瞬間、押すわ押すわ。後ろからものすごい力でぎゅーっと押されるのである。それまでのライブは座席指定だったり、ライブハウスでも後ろのほうで観ているだけだったのでこんなに押されるとは思ってもみなかった。正直、怖くなってすぐ後ろにはけてしまった(笑)

その後だんだんとモッシュにも馴れてきて、その日のトリだったELLEGARDENのライブで大暴れした。あれはマジで死ぬかと思ったが、同時に最高に楽しかった。俺の中であの日のエルレのライブは3本の指に入るほどいいライブだ。

その後、いろいろなバンドのライブを観た。エルレ、ホルモン、テナー、チャットモンチー、ビークル、B-DASH、クロマニヨンズ、KEMURI、ムック、9mm、レッチリ、銀杏、アジカン、スカパラ、ウルフルズ、カエラ、ピロウズ、PE'z、ドゥーパン、ポリシックス、イナ戦、バックホーン、WRENCH、バルザック、バンアパ、Base Ball Bear…etc
富山で見れなかった銀杏、アジカンのリベンジが出来たのは良かった。また、チケット取れなくてその後すぐ活動休止しちゃったハイロウズもクロマニヨンズという形で観れた。

ホルモンは富山にいる頃から観たかったバンドの1つだ。「ホルモンのライブは超楽しいらしい」という書き込みを見てワクワクしていたが、行ってみるとマジで超楽しい!

エルレは一番多くライブ行ったかもしれん。俺の大学生活はエルレと共にあったと言っていいだろう。それだけに去年の活動休止にはガクッときた。

だが、いつの間にかライブに行く回数も減っていき、気が付くと去年はたった3回。ライブハウスなし。

もう1年以上モッシュしてないのかあ。あのもみくちゃになって爆音で満たされる感覚、忘れちまったなあ…。

授業後、渋谷へ繰り出してモッシュして汗だくになって帰るとか、もう出来ないなあ。授業終わったら早く家に帰りたいもんなあ。早く家帰ってネットしたいもんなあ。そのほうが楽だもんなあ…。

俺、いつの間にかロッキンポになっちまったなあ…。


このままではいかんと。初心忘れるべからず。だから今年はがんがんライブに行こうと思う。就活?そんなの関係ねー!いや、あるけどやはりライブにでも行って活力を生み出さないとまずいと思うんですよ、就活、更にその後の長い社会人生活を乗り切るためには。誰かが「20代でどれだけ助走をつけたかで30代が決まる」とか言ってたし。

とりあえず月曜日にはSHANKというバンドのライブに行く予定。どうやらHAWAIIAN6も出るらしい。楽しみだ。

3月にはHANOI ROCKS、OASISのライブに行く予定。どちらも高校の頃から好きだったバンドだ。楽しみだ。

そんな訳でダラダラ書いていたら思いのほか長くなったが、今年の抱負としてはライブ含めて「アクティブに生きる」でいきたい。まあ、最後のモラトリアムだしな。

リトルバスターズ! エクスタシー

            61hJDjb.jpg
人気ゲーム「リトルバスターズ! エクスタシー」を一応最後までクリアしたので(追加ヒロインは未攻略)、軽く感想を書きたい。以下、攻略順。

1.能美クドリャフカ
 まずパケ画を見てビビッと来たのがクドでした。ええ、ロリキャラ最高ですよwそんな訳で迷わずクドルートへ(実際はその前に鈴ルートを進めようとしてゲームオーバーになっていますが)。かわいいねえかわいいねえ。しかし途中のHシーンは正直心が痛みました(笑)見たいようで見たくないという、微妙な男心を分かって頂ければ幸いです。んでシナリオですが、正直なんじゃこりゃって感じでしたね。な~んか都合良すぎじゃね?と。私としては『奇跡は最後の最後でほんのひとつささややかに。』あってほしい。

2.神北小毬
 パケ画で小毬もかわいいな~なんて思っていたんですが、この子かなりしゃべり方に癖がありますね。それが最初はどうも受け付けませんでした。シナリオはいろいろ伏線張ってた割には意外とあっさり終わったなって感じですかね。じーさんとの絡みとかもっとあるかと思っていましたが。あと小毬は精神的に病んじゃうんでプレイしててきつかったですね~。

3.西園美魚
 これは好きなルートでした。個別ルートの中では一番感動したかな。個人的にKEYの王道っぽいと感じたシナリオ。

4.三枝葉留佳
 葉留佳はルックス的にあまり特徴がなく、他のヒロインと比べて弱い気がしますね。シナリオは児童虐待とか入っていてかなり重いです。途中の二木さんの言動はかなりムカつきます。数回モニター叩き割りそうになりました(笑)しかし私もファッションセンスがあるとは思っていませんが、葉留佳の私服はどうなの?最初なんかのコスプレかと思いました。『ウルトラヴァイオレット』という映画でミラ・ジョヴォヴィッチが着ていた服を思い出しました。小毬の私服がゴスロリだったのもちょっと引きましたが。

5.来ヶ谷唯湖
 美魚ルートと並んで好きです、このルート。こういう哀しいシナリオもいいですね。

6.Refrain
 緑川光の演技は卑怯ですwあんなん絶対泣いてまうて~。『世界の秘密』がだんだん明らかになってくるんですが、その真実には驚きましたね。こんな話だったのかと。

総合
 途中、野球やバトルなどのミニゲームもあり、プレイしていて楽しかったですね。シナリオとしては小毬ルート終わった辺りで「あれ、これ外したかな」と思ったんですが、Refrainの後半からはぐんぐん物語に引き込まれていきました。ストーリーはKEY作品の中で一番面白かったかも。ただ、泣きゲーとしてはCLANNADのほうが上ですかね。CLANNADは風子、AFTERとボロ泣きしましたが、リトバスはRefrainの恭介くらいでしたかね、号泣したのは。なんか今回はヒロイン達よりも男衆(恭介、真人、謙吾)との会話のほうが楽しかったなあ。18禁要素には全く期待していなかったんですが、思っていたよりありましたね。ただ、一切抜こうという気になれないのは何故だろう。後はKEY作品の魅力の一つでもある音楽ですが、『Little Busters!』は最高だけど、他はあまり耳に残らんなって感じですかね。全体の評価87点。

駅前シネマ

正月に実家の富山に帰省した。

で飲み会が富山駅近くの居酒屋であったのだが、少し集合時間より早く着いたので駅前をフラフラしていた。

駅前の横断歩道が青になるのを待ちながら何となく視線を上げたその先には

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「シネマ食堂街」

の文字が。

そうだ、久々に駅前シネマでも見てみよう!そう思った俺はその怪しげな路地に足を踏み入れた。


「駅前シネマ」とは「シネマ食堂街」の中に入っている映画館である。

ただの映画館ではない。所謂ピンク映画を上映している成人向けの映画館なのである。

いつの間にか載らなくなっていたが、昔は新聞の映画欄にこの駅前シネマの上映スケジュールも載っていた。

ピンク映画のタイトルはド直球である。他の健全な映画館で上映されている『ハリー・ポッター』や『千と千尋の神隠し』なんかと一緒の欄に、

『乱行教室 私の顔にかけて』

『不倫OL 野外恥戯』

『未亡人ONANIE バイブ狂い』

なんてタイトルが並んでいたのである。

当時中学生だった俺はこのタイトルをこっそり見てはニヤニヤしていたものである。

このようなタイトルが堂々と載っていたので、友人の間でも「駅前シネマ=エロ」という図式は周知の事実であった。

中2のある日、校外学習で駅前に行った俺含め7名程は、誰が言い出したか「駅前シネマに入ってみようぜ!」ということになった。

なにせ中2の頃と言えばどいつもこいつも日常会話の8割がシモネタだった時期である。そういう流れになるのは至極自然なことであった。

シネマ食堂街の入り口をくぐってすぐに映画館があると俺は思っていたが、実際には道が湾曲しておりどれほど進めば着くのか分からない。

その時は校外学習の帰りで全員学ランだった!見つかるとヤバイと内心ビクビクしつつも、その先にあるエロスを求めて僕らは進んでいった。

そして長い長い路地を歩きチケット売り場が見えたその瞬間、誰かが「うへあ!」とか奇声を上げて一目散に逃げ出した!それに釣られて皆一斉に訳の分からない声を上げつつ元来た道を猛ダッシュしてシネマ食堂街を飛び出し、そのまま学校方面の市電に飛び乗った。

しかしその市電の中では皆なにかをやり遂げたような、漢の顔をしていた。あの時俺たちは輝いていた…。


あれから既に7年が経った。いつの間にか俺は堂々と駅前シネマに入れる歳すらとうに過ぎている。

そんな訳で久々に行ってみるか!と思ったのである。

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このシネマ食堂街は非常に路地が狭く、店が密集している。ゴチャゴチャしていてまさに昭和といった感じだ。どこかからカラオケの演歌がぼんやり漏れ聞こえてくる以外は全く音がしない。と、突然ガラッと扉が開いて無愛想そうなおばちゃんが出てきたのには驚いて逃げてしまった(笑)ふと足元を見ると一匹の猫がこちらを見ていた。「うらびれた」という表現がピッタリの路地だ。富山にこんな場所があったとは。今までエロというイメージしか持っていなかったシネマ食堂街だが、随分印象が変わった。

そして思い出の駅前シネマだが、どうやら閉館したらしい。いかがわしいポスターも貼っておらず、看板も外されていた。ただ

・大人   1800円
・大学生 1500円

と書かれた受付だけが残っていた。


非常に残念だ。


昔お気に入りだったAV女優がいつの間にか引退していたのを知ったような喪失感を覚えながら、俺は路地を後にした。


(了)



画像はGoogle イメージ検索より拝借。
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