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さくらの唄  安達哲

ネタバレ:ちょい有

ストーリー:姉と二人暮らしの高校生市ノ瀬は、想いを寄せる仲村真理を主演に文化祭で映画を上映しようとするが、そこには彼を自分の後継者にしようとする叔父の金春の罠が待っていた。


 GOING STEADYのアルバム『さくらの唄』の元ネタだというのをヴィレッジヴァンガードで見て買ってみた。心にずしりとくる青春漫画。正直ゴイステの『さくらの唄』のような切なくて甘酸っぱい青春物語ではない。試しにCDをかけて読んでみたのだが、いまいち合わなかった。
 主人公の市ノ瀬は典型的な文系男子で、乾いた高校生活を送っている。高校生の持つやるせなさ、無気力感、自己嫌悪、自意識過剰などの感情がとてもリアルに描かれていて、共感するところ大だった。『原発がみえる。オレたちゃまるで砂つぶだ』等、セリフも素晴らしい。上巻ではそんな市ノ瀬が学校一の美少女、仲村真理とひょんなことから急接近していく過程を描いている。
 ところが下巻では一転、どんどんぶっ壊れた展開になっていく。教師と生徒のSEX、レイプ、近親相姦、そして文化祭で起こる事件。性的表現の激しさは単行本が出た当時成人指定されたほどである。そして唯一の希望の光だった仲村真理の変化が読者の気持ちをドン底まで落としてくれる。そんな暗い展開がまるで夢だったかのように終わるラストは賛否両論。初めて読んだ時は胃もたれがしたが、必ず何か感じるところはあるように思う。生活に刺激が足りないという人は是非読んでみてほしい。


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