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YOSHIKI/佳樹  小松成美


Caution:ネタバレ有り

 以前から出る出ると言われて結局出なかったYOSHIKIの自伝が遂に発売された。2310円という値段から熱心なファンしか買わないだろうと思っていたが、これがバカ売れしているらしく書店から姿を消しているらしい。私もたまたま書店に1冊だけ残っていたのを見つけて買った。
 実に487ページもある分厚い本で、かわいらしい子供の頃や中学・高校のヤンキー時代など、今まで公にされてこなかった上京以前の写真も多数掲載されている。てっきりインタビュー形式なのかと思っていたが、小説のような形式で書かれていて一気に読めた。
 帯には「初めて明かされる真実!衝撃のノンフィクション!!」と書かれているが、彼の本名が林佳樹であることや父親の自殺などはファンにはよく知られた話であった(どこから仕入れてきたんだろうか?)。しかし彼の口から当時の心情について語られるのは初で、特に父親の自殺はその後のYOSHIKIの生き方や考え方に多大な影響を与えたことが分かる。
 この本はHIDEが急逝した時の話から始まる。ここは当時HIDEの死を経験したファンには涙なしでは読めないに違いない。私も目頭が熱くなった。
 その後YOSHIKIの生い立ちからX結成、解散、そして再結成へと章は続く。大体知っている話だったが、かなり詳しく書かれている。特に省略されがちなJUNや、YOSHIKIとTOSHIと共に結成時のメンバーであったTERRYなど、インディーズ時代のメンバーについても言及してあるのは良かった。
 今まで公開されなかったバンドの内部事情なども書かれている。HIDEがTAIJIに不満を持っていたとは知らなかった。TAIJI脱退の真相は、TAIJIがYOSHIKIとの約束を簡単に破ったからだと言う。その約束とは一体なんだったのであろうか?まあ邪推は止めておこう。また、YOSHIKIのHIDEに対する不満なども書かれている。今までXの解散は一方的にTOSHIが悪者になっていた感があるが、バンドとしては来るところまで来ていたのかもしれない。
 また、GLAYとの確執を思わせる文も書いてある。以前からYOSHIKIとTAKURO不仲説はあり、ヒデサミに出なかったことでそれが決定的になった感があったが。また、実名こそ挙げていないが工藤静香との出会いと別れも書いてある。ここはかなりぶっちゃけたなと思った。
 というわけでなかなか面白い本だった。ここでは個人的に衝撃的だった事実ばかり挙げてしまったが、壁をぶち壊して爆走するYOSHIKIの姿には感銘を受けた。Xというバンド、そしてYOSHIKIの人生がいかにドラマチックかということが分かる。というか、インディーズ時代のYOSHIKIを支えた母親がすごい。月50万円の仕送りをしていたらしい。大卒の月給の2倍以上ですぜ!?また、アルバム制作のために1000万円振り込んだとか。もうメチャクチャ。しかし概ね良かったこの本だが、不満点を挙げれば登場人物の話し方が不自然に感じた。どうも実際のメンバーのしゃべり方とかけ離れていて、上手くイメージを浮かべられなかったのが残念だ。

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