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努力と才能

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ピンポン  窪塚洋介, ARATA 

ネタバレ:有

ストーリー:自分の卓球の才能に絶対的な自信を持つペコと、ペコをヒーローだと信じているスマイル。だがペコは中国からの留学生チャイナや、幼馴染のアクマにまで負けてしまう。一方でスマイルはその才能を発揮しつつあった。


 当時この映画のCMで3mくらい飛び上がるペコを見て、「ああ少林サッカーの卓球版か」という偏見で全く見る気が起きなかった。その後、深夜にやっていたのをなんとなく観たら、「こんな素晴らしい映画だったのか」と目から鱗だった。
 この映画(というか原作の漫画か)は、他のスポーツモノではあまりテーマにされない『努力と才能』ということが描かれていたところに深く共感した。それはスマイルに負けたアクマが「俺はお前の何万倍も努力してるのになんでお前のほうが強いんだよ!」というセリフと、その後のスマイルの「それはアクマに才能がないからだよ。それだけだよ」というセリフに如実に表れてると思う。
 正直スポーツは才能だと思う。才能のある人間が人一倍の努力をしてやっと頂点に立てる。この映画を観た当時俺は高校生だった。初心者の多かったテニス部に入ってみたのだが、一向に上手くならず、1年後に始めた後輩にまで負ける始末だった。こっそり影錬などもしていたのだが、一緒に始めた奴らとの差は開いていくばかりで後輩にまで馬鹿にされる日々。自分の才能の無さを恨めしく思ったものだ。
 そんな時この映画を観て、もう駄目だなと思った。才能の無い人間がどれだけ頑張っても結果が出ないことが多い。途中で止めるのはかっこ悪いけど、止めるのも勇気だと思った。まあ結局テニス部は最後までやったんだが。
 つまり俺がこの映画で悟ったことは、人間諦めが肝心ということだ。勿論何かをやり続けるということは非常に大切なことだが、意地張ってそればかりに固執してもどうにもならないよと。それならもっと視野を広くして、自分に才能のあるものを見つけていったほうがいい。まあ、あくまで自論だが。
 そんなわけで個人的にはアクマに感情移入してしまうのだが、他の選手もキャラが立っていていい。勝利への執念が薄くて負けてしまうスマイルとか、強さ故に負ける恐怖と闘わなくてはならないドラゴンなど。まあこの辺りの感情表現はやはり原作の漫画と比べると説明不足な気はするが。
 劇中流れる歌も雰囲気に合っていていい。ラストに流れるスーパーカーの「YUMEGIWA LAST BOY」は特にこの映画の持つ切なさと合う。


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